院長あいさつこのページを印刷する - 院長あいさつ

独立行政法人国立病院機構いわき病院

院長 石井 亜紀子

石井 亜紀子

 いわき病院のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。
 2023年9月1日に吉沢和朗前院長の後任として院長に就任いたしました。

 当院は1919年(大正8年)に福島県立結核療養所回春園として塩屋埼灯台を望むいわき市豊間海岸に開設されました。1947年(昭和22年)に厚生省(当時)に移管され、国立療養所翠ヶ丘病院となり、さらに2004年(平成16年)に独立行政法人国立病院機構いわき病院となりました。結核患者数減少を受け、神経難病や重症心身障がいなど、長期にわたるきめ細やかな医療とケアを必要とする疾患の患者さんを中心に受け入れております。

 2011年(平成23年)の東日本大震災時には、8mを超える津波による大きな被害を受け、全入院患者の広域避難を経験しましたが、約3か月で診療再開にこぎつけ、2019年(平成31年)2月に現在の小名浜野田地区へ移転いたしました。

 ベッド数154床と比較的小規模ではありますが、①神経難病の診断治療、②重症心身障がい児(者)医療、③循環器疾患などの内科医療を3本柱に診療にあたっております。設備面では3テスラの高磁場MRI装置を導入しており、診断機能を充実に貢献しています。また、ロボットスーツHAL🄬によるリハビリテーションも行える福島県唯一の施設です。

 これからは充実したきめ細やかな入院対応に加えて、コロナ禍で中断せざるを得なかった在宅療養支援のための短期入所やリハビリテーション目的の入院なども再開できればと思っております。また、在宅医療にかかわる多職種連携や、災害時の支援なども視野に地域医療に貢献していきたいと考えております。職員一同研鑽を積み、皆様の信頼される専門医療及び療養の場の維持・充実に努めてまいりますので、今後とも、ご理解とご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。